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2008年5月

2008.05.25

1HT●モーガンフリーマンの声『ミリオンダラーベイビー』○

HT=half timeの記念すべき一回目は、1937年生まれのあの人!!

ちなみにHTの内容にジャンルはありません。映画かもしれないし、CMかもしれないし、ペさんかも、ピさんかも、パさんかも、平成ジャンちゃらかもしれません。

今回は最初ということで、なんとなく・・・

○モーガン・フリーマン●Photo_2

最近は2008年5月10日から公開されている、

『最高の人生の見つけ方』でのジャック・ニコルソンとの共演で話題ですね。

このおいちゃんはプライベートではジェット機と船舶操縦の免許を持っていて、ロサンゼルスドジャースの熱狂的ファンらしいですよ。【キネマ旬報6月上旬号 ジャック・ニコルソンインタビューより】

うん、やっぱりこの人は声が良い。濃いコーヒーみたいに渋いんだけど、ミルクの滑らかさが美味く混じっていて、聴いていて耳に心地よいんです。

そこで今回は第77回(2004年)アカデミー賞作品賞受賞『ミリオンダラーベイビー』よりモーガン・フリーマン(本作で助演男優賞受賞)のナレーションで語られてきた作品名言集をバーといきます。

○“ボクサーはタフなだけじゃ足らない”

●“人間は血を好む、車の事故現場を覗き、ボクシングを楽しむ。

だが分かっていない・・・これは尊厳のスポーツ。

人の尊厳を奪い、それを自分のものとする”

Photo_4○“彼はボクシングを理屈じゃないと言う。

人の考えの逆をする。時に最高のパンチは一歩引いたときに打てる。

だが、引きすぎると闘いにならない”

●“自分だけに見える夢に、すべてを賭ける力を持つ”

◎これ長いけどお気に入り!!

“右に出たいときは左に行かず、右のつま先を前に出す

右へ出たいときは左のつま先・・・

人は痛みから逃げるが、ボクサーは自ら痛みを求める。

すべてが逆なのだ”

実際にボクシングの経験がなくても、納得してしまう部分もあるでしょう。少しでも興味を持った方は本編で、モーガン・フリーマンの声を実際に聞いて感じて、浸って、酔いしれてください。

Photo_3 『ミリオンダラーベイビー』ついでに自己評価!!

★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点)

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HT●クモの巣~新企画のはじまり~○

HT=half time。

新しい企画、試みです。

私、映画批評は一つ書き込むのに相当力を消耗してしまうんです・・・。アナログ人間なので、未だに指先がキーボードにしっくり馴染まないんですよ。

自分の都合なんですが、ちょっとした休憩、一息つく気持ちでかるーく書き込みますので、ご観覧の皆さんもかるーく流し読みしてください。

映画批評とHTと並立しながらアップしていきますので。

時々、「あっ、これ使える!!」みたいに小さな発見ができる企画にしたいと思っています。

何しろ、映画批評も42作品まで行き着いたもので、様々な方から様々なコメントをストレートに頂戴しております、直にね。

「文章硬い!!」とか。

「更新おそい!!」とか。

「主さんは男ですか?女ですか?主婦の方ですよね?」みたいなのも。

「フィリップ・シーモア・ホフマン、私も好きなんです!!でもバベルは2点です・・・」とかね。

とにもかくにも、私はそろそろ重い腰をあげ、クモの巣の張った冒険心をくすぐってみようと思います。

ゆるーくね。

ゆるーくね。

目指せ!!一日アクセス数ゼロ!!

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『パラノイドパーク』

Paranoid_park_2 映画批評42弾!!監督ガス・ヴァン・サント&撮影クリストファー・ドイル最新作!!2007年カンヌ国際映画祭60周年記念特別賞受賞!!

『パラノイドパーク』勝手に自己評価!!

★★☆☆☆☆☆☆☆☆(10点満点中2点)

正直、自分には理解できませんでした・・・・

“ただ見つめるだけ”これまで斬新に思えたこの手法に退屈さを感じてしまったんです。

16歳の少年アレックス(ゲイブ・ネヴァンス)は最近始めたばかりのスケボーに夢中になっていた。その日も、少年はスケボーの聖地である“パラノイドパーク”に向かっていた。しかし頭をよぎるのは両親の事や好奇心旺盛な彼女ジェニファーの事ばかり・・・。そして年上の不良グループに声をかけられたアレックスは、スリルを味わうために貨物列車の飛び乗りゲームに参加することになる。そのちょっとした好奇心が、ある悲劇を引き起こすのだった。気付けば、目の前には体の引き千切れた鉄道警備員の姿。不安に駆られながら、普段どおりの日常生活を送るのだったが…。

今回ティーンの不安定な心情をえぐり撮ったのは、前作、主演に若手マイケ ルピッドをキャスティングしカートコーバンの余生を描いた『ラストデイズ』のガス・ヴァン・サント監督。

いやーこの監督、いつまで試作を繰り返すつもりか・・・毎回期待度・注目度は高いのですが、コトゴトク拍子抜けさせられてばかりです。自分には合わないのかなぁ、うーん。

脚本ってどうなってるんでしょう。ガス監督だけが物語の結末を知っているのか、Paranoidpark_2それともスタッフ陣、役者陣も皆理解しながら撮影をしていたのか。あそこでプツリとストーリーが終わってしまうと、その先も気にならないし、答えが無いならメッセージも無いんやろって勝手に思ってしまいます。

思い描かれたストーリーの母体から、映像作品としてある小さなストーリー部分を切り取ったというのならいいのですが、肝心の母体がなく、ただ思い付いたことを無理やりその場その場で繋ぎ合わせていたら、登場人物のバックグラウンドもなければ、ストーリーに前も後も無いですわ。

Photo 映画を観て自分なりに解釈しようとあれこれ深く考える人、登場人物に感情移入して主観的に観る人、どちらの人もこの作品には合わないかもしれません。では、この映画を好きと言う人はどんな人でしょう?きっと優れた感覚の持ち主ですよ。

商品を買ってもらうには、生活者の視点に常に目をむけていなければいけないが、映画は特殊です。TVCMのような制限はないですから・・・・作り手の目的が“売ること”だけではないし、“((観客に)楽しんでもらう”だったり、“(自分で)楽しむ”だったり、“(一人に)捧げる”作品もあるでしょう。

ここ数年のガス・ヴァン・サント映画の魅力は表現に制限がないことです。だから、私はつまらなくても、消化不良に陥っても、新しい作品が公開されるとまた観てしまう。

日本の映画業界も、時々はビジネスと切り離して、クリエーターに制限の無い自由を提供していく余裕があればなぁ・・・と思います。それはある意味で究極の形ですがね、これが実現してしまったら映画は終わってしまうかもしれませんし。

日本の映画文化を生かすのも、殺すのも・・・わたしたち観る人次第でしょう。

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2008.05.24

『フローズン・タイム』

映画批評41弾!!第78回アカデミー賞短編実写賞ノミネート作品 長編映画化!!Photo 

『フローズン・タイム』勝手に自己評価!!

★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点)

これが8点!?なぜでしょうね。でも...スゲー好きなんです、ツボなんです。

完成度は決して高くはないのですが、その“遊び心が粋”です!!

美大に通うベン(ショーン・ビガースタッフ)は、恋人スージーにフラれたショックで不眠症になってしまう。そのおかげで一日が8時間も増えてしまったベンは、余った時間を有効活用するためにスーパー・マーケットの夜間バイトを始めることにする。

そこで働くのは、イタズラ好きの悪友コンビや新入りのカンフーオタク、時間恐怖症のレジ係のシャロン(エミリア・フォックス)とユニーク過ぎる面々。2週間眠れずにいたベンはついに、時間の観念を見失い突然・・・・周囲の世界がフリーズしてしまった。時間の止まってしまった世界を歩き回り、静止画の世界で美を味わう。そしてある日ベンはある女性に再び恋に落ちる・・・・

   監督は写真家のショーン・エリス。ゴルチエやランドローバー、リンメルなどのCMも手掛ける彼が、映像という異なるレンズをはめ込み、時間と空間を見事に止めたのだった。

Photo_5これは映画である、よくありがちな写真家の作る美しいだけの映画ではない。役者人の呼吸が、動きや空間を通じて伝わってきました。

間(空気)で笑いを誘う演出にはびっくり。ユーモアなシーンには「アホくさいなー」と思いながらもクスクスと笑ってしまいました。ウマイですよ、淡々としたストーリー展開と思いきや、中盤から後半まで奇妙なリズムを打ってくるんです。

好き放題やってても、守る部分はしっかり守る、そういった作り手の半紳士な姿勢に共感を持てましたね。

(以下ネタばれあり)Photo_6

気になるシーンはいくつかありましたが、ほぼ許容範囲です。一つ挙げるならば「ナタリーのキャラクターに一貫性が無かった」ことですかね。最後の方です、純粋なイメージが最後の最後で崩れてしまったのは勿体無い。

Photo_8  理由は、元彼女スージー=ナタリーを重ねてしまったこと。あれは必要なかった。あれっ、気にしたのは自分だけかな・・・(笑)

すげー!!感動!!・・・とかいう作品では決してないですよ。それでもこの映画が好きだったら、私と好みが一緒です。

短編バージョンも観てみたいですね。

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