『僕の彼女はサイボーグ』
映画批評44弾!!『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督×綾瀬はるかの本格アクション!!
『僕の彼女はサイボーグ』勝手に自己評価!!
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10点満点中1点)
わざわざ韓国人の監督を起用する内容かなぁ・・・
アイドルムービーを観ているようだった。
21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分宛てに送った最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆なサイボーグ。いつしか二人は奇妙な共同生活をし始め、“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれる。しかし、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまうのだが。
果たしてすべては恋なのか?単なるミッションなのか?予期せぬ結末が二 人に訪れる・・・。決して起こるはずのなかった運命が音を立てて転がり始める。
『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』のクァク・ジェヨンがメガホンを取り、日本人でスタッフチームを結成。大胆な彼女と消極的な僕という基本設定にSFファンタジーとアクションを融合し、主演にはサイボーグの衣装をまとい、初の本格アクションに挑む綾瀬はるかをキャスティング。
公開前から期待していた作品でした。韓国人監督や内容がどーこーではなく、脇を固める俳優陣にとても魅力を感じたからです。特に『パッチギ』『クローズZERO』のダテ男・桐谷健太、『紀子の食卓』『転々』の吉高由里子のキャスティングは相当旬だなぁ~と思いました。
しかし、蓋を開けてみたら私の期待は耐えて耐えて、開始30分程でヒューと飛ばされて行きました。
確かにクォン・ジェヨン監督の韓流色は随所に出ていました。女性を綺麗に、丁寧にレンズを通して映し出している点には納得・感心。綾瀬はるかのチャーミングさが引き立っていました。でも、それはあくまでアイドル色が強く、女優としての“美味さ”はかき消されてしまっていたようでした。
一方で、僕を演じた小出恵介は見栄えが悪かった。ルックスや演技の方はもちろん良いのだが、カメラレンズ越しに映し出される彼への制作者の配慮・こだわりが足りない気がした。ストーリーキャラクターを重視しすぎて、役者としての良さをこちらもかき消されてしまっていた。
注目していた脇役達はというと、何とほぼ全員出オチ・・・。
いやぁ、贅沢といえば贅沢・・・いやぁ勿体無い。もっと作品の流れに馴染ませて、しっかりとしたキャラクターとして登場させてほしかった。遠藤憲一、竹中直人、小日向文世はドラマの合間をぬって参加したのか。桐谷健太に関して言えば、出番こそ少ないものの、やっぱり面白いわ。次回は是非ともサイボーグ役で。
ストーリー構成については、冒頭とラストで同じシーンを重複して観客に見せるんだったら、冒頭ではもっと好奇心をそそられるように、ラストでは余韻や感動を生むように、多方面の視点から物語を作るべきだと思った。“魅せ方”は何通りもあったはずである。同じシーンを見せ過ぎである。
最終的に思った事は・・・・別に韓国人に監督を起用してまで作る必要があったのか?ということである。せっかくクァク・ジェヨンがメガホンを取るんだったら、日本・韓国の俳優共演が見たかった気もする。
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