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2008年7月

2008.07.13

『僕の彼女はサイボーグ』

Photo 映画批評44弾!!『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督×綾瀬はるかの本格アクション!!

『僕の彼女はサイボーグ』勝手に自己評価!!

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10点満点中1点)

わざわざ韓国人の監督を起用する内容かなぁ・・・

アイドルムービーを観ているようだった。

21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分宛てに送った最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆なサイボーグ。いつしか二人は奇妙な共同生活をし始め、“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれる。しかし、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまうのだが。

果たしてすべては恋なのか?単なるミッションなのか?予期せぬ結末が二 人に訪れる・・・。決して起こるはずのなかった運命が音を立てて転がり始める。

『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』のクァク・ジェヨンがメガホンを取り、日本人でスタッフチームを結成。大胆な彼女と消極的な僕という基本設定にSFファンタジーとアクションを融合し、主演にはサイボーグの衣装をまとい、初の本格アクションに挑む綾瀬はるかをキャスティング。

Photo_5 公開前から期待していた作品でした。韓国人監督や内容がどーこーではなく、脇を固める俳優陣にとても魅力を感じたからです。特に『パッチギ』『クローズZERO』のダテ男・桐谷健太、『紀子の食卓』『転々』の吉高由里子のキャスティングは相当旬だなぁ~と思いました。

しかし、蓋を開けてみたら私の期待は耐えて耐えて、開始30分程でヒューと飛ばされて行きました。

確かにクォン・ジェヨン監督の韓流色は随所に出ていました。女性を綺麗に、丁寧にレンズを通して映し出している点には納得・感心。綾瀬はるかのチャーミングさが引き立っていました。でも、それはあくまでアイドル色が強く、女優としての“美味さ”はかき消されてしまっていたようでした。Photo_4

一方で、僕を演じた小出恵介は見栄えが悪かった。ルックスや演技の方はもちろん良いのだが、カメラレンズ越しに映し出される彼への制作者の配慮・こだわりが足りない気がした。ストーリーキャラクターを重視しすぎて、役者としての良さをこちらもかき消されてしまっていた。

注目していた脇役達はというと、何とほぼ全員出オチ・・・。

いやぁ、贅沢といえば贅沢・・・いやぁ勿体無い。もっと作品の流れに馴染ませて、しっかりとしたキャラクターとして登場させてほしかった。遠藤憲一、竹中直人、小日向文世はドラマの合間をぬって参加したのか。桐谷健太に関して言えば、出番こそ少ないものの、やっぱり面白いわ。次回は是非ともサイボーグ役で。

Photo_6 ストーリー構成については、冒頭とラストで同じシーンを重複して観客に見せるんだったら、冒頭ではもっと好奇心をそそられるように、ラストでは余韻や感動を生むように、多方面の視点から物語を作るべきだと思った。“魅せ方”は何通りもあったはずである。同じシーンを見せ過ぎである。

最終的に思った事は・・・・別に韓国人に監督を起用してまで作る必要があったのか?ということである。せっかくクァク・ジェヨンがメガホンを取るんだったら、日本・韓国の俳優共演が見たかった気もする。

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2008.07.10

2HT★日本アニメの未来~『パプリカ』『時をかける少女』~☆

いやぁ~参りましたよ。 Photo_11 Photo_12 いやぁ~参った。

最近のアニメの技術は本当に素晴らしい。『鉄コン筋クリート』(マイケル・アリアス監督)にしても、『秒速5センチメートル』(新海誠監督)にしても、背景の細かさ、リアルさには驚きます!!

1997年公開、ジブリ作品『もののけ姫』の大自然の映像描写に衝撃を受け、アニメもここまでリアルになったんだなぁ・・と指をしゃぶっていたのに。

いやぁ~日本のアニメは美しい。

しかし一方で思うのが“綺麗スギル”ということです。

未来都市や妄想世界をアニメ映像とするのはもちろん面白いし、好きなのですが、日常の生活をただただリアルに表現するのでは意味がないと思うのです。

ノンフィクションな内容をアニメ化しているような、映像が綺麗なだけのアニメをちらほら見かける気がします。

現実的、日常的なモノだったら、実写で観たいと思うのは私だけ?

ノンフィクションアニメ(?)なんて存在しないはずなのに・・・・

そういった意味で今月の19日に公開を控える宮崎駿監督最新作『崖の上のポニョ』は期待大です。綺麗過ぎるアニメ映像ばかり見てきた子供達の心をどう捉えていくのでしょう。常に進化し続けるアニメーション技術を今一度見つめ直させてくれるはずです。

さて今回のHTは私のお勧めアニメ作品を自己評価してしまいます。かる~く、かる~くね。Photo

まずは、今敏監督の『パプリカ』!!筒井康隆のSF小説を原作としたアニメーション作品で、SFといっても、現代の歪んだ人間社会と大きくリンクしていて、その世界観には驚きと感激。江守徹の渋い声が、いい、いい。Photo_4Photo_3

今敏監督の作品は好きですね。

今後、日本アニメを世界へと発信し、広めていくためにはこの人の才能がもちろん必要でしょう。世界のアニメーション界のトップ集団を走り続ける注目の人です。  

『パプリカ』勝手に自己評価!!★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点)

二つ目に紹介するのは、

Photo_5 細田守監督の『時をかける少女』!!未だ観ていない人、実写派でアニメ映画への興味がさほど無い人にも是非お勧めしたい作品です。

これほど、役者の吹き替えで、「声」が「キャラクター」とマッチングしているアニメも珍しいと思う。最近、ドラマ・映画と出演作が続く仲里依紗が演じた紺野真琴、若手の石田卓也の声もPhoto_7 絶妙なフィット。

Photo_6 この作品を見て自分は、アニメーションへの興味が沸きました。湯気出ました。

『時をかける少女』勝手に自己評価!!

★★★★★★★moon2☆☆(10点満点中7.5点)

いやぁ~参った、参った。

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