アニメーション作品

2008.10.30

『パコと魔法の絵本』

Photo 映画批評46弾!!中島哲也監督が絵本の世界を実写×CGアニメで映像化した異色最新ムービー!!

『パコと魔法の絵本』勝手に自己評価!!

★★★★★★moon2☆☆☆10点満点中6.5点)

劇場スクリーンで観てほしい映像。ポイントはサダヲ。

前作『下妻』、前々作『松子』の失望感から、監督の評価が再びグーンときました。

自分一人で会社を作り、仕事一途に生きてきたワガママジジイの大貫(役所広司)が、持病で入院する病院。しかしそこには、患者も医者も看護婦もクセのある者ばかりが集まっていた・・・。その中で唯一ピュアな心を持っていたのが、交通事故で一日しか記憶を保てなくなってしまった少女パコ(アヤカ・ウィルソン)。やがて大貫はあるきっかけから、パコのために毎日、絵本を読み聞かせるようになる。そして彼はパコのために絵本をお芝居にしようと病院の人々に呼びかけるのだった。

監督は前作『嫌われ松子の一生』で中谷美紀を追い込み、怒鳴り散らし、泣かせ、演技を叩き込んで女としての殻を破らせた中島哲也

原作は、後藤ひろひとの舞台「MID SUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人」。

キャストは大人の俳優に脱皮できずに人生を諦めてしまった元有名  子役の室町に妻夫木聡、ジュディ・オングが好きなオカマの木之元にベテラン俳優の國村隼、その他にもヤクザの龍門寺に舞台でも同役を演じた山内圭哉、空気の読めない謎の男堀米を阿部サダヲ、ピーターパンに成りきるドクター浅野に上川隆也、タトゥー入りのヤンキー看護師タマ子を中島監督秘蔵っ子の土屋アンナ、顔は怖いが金にめっぽう弱い看護師雅美を小池栄子、その雅美の天然オトボケ亭主・浩一に加瀬亮と実に豪華。Photo_3

ミーハーにも、映画好きにもウケるキャスティングが今回の興行成績の高さに繋がったのでしょう。妻夫木聡は松尾スズキの『クワイエットルームへようこそ』での壊れた演技が少し消化不良に感じていただけに今回は・・・と思ったが、演出に迷いが無いのが伝わり、演技にも迷いを感じさせない力強さが見えた。

Photo_6   中島監督の前作品『下妻』『松子』の苦笑シーン+ストーリーの間延びはうまいこと修正。その要因のひとつは・・・阿部サダヲキャラクターと、空気の読めない割り込みシーン。

芸人である劇団ひとりを、もっとも普通であるキャラクターに置いたことが実に良かった。変人、変人、変人・・・だけではただのおバカ映画にも見えてしまうが、劇団ひとりがウマいこと、ベースキャラとなり、観客に目を休ませる隙を与えているのだ。Photo_9

「役所さんがそこまでやるなら、若手がやらないわけにはいかないそんな現場の良い雰囲気が作品から伝わってきた。

劇場スクリーンで観たほうがいいかもしれません。

家で観ると意外に、落ち着いてみれてしまうので。

Photo_10なぜだか、大倉孝二が恋しく感じた、次は是非。

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2008.07.10

2HT★日本アニメの未来~『パプリカ』『時をかける少女』~☆

いやぁ~参りましたよ。 Photo_11 Photo_12 いやぁ~参った。

最近のアニメの技術は本当に素晴らしい。『鉄コン筋クリート』(マイケル・アリアス監督)にしても、『秒速5センチメートル』(新海誠監督)にしても、背景の細かさ、リアルさには驚きます!!

1997年公開、ジブリ作品『もののけ姫』の大自然の映像描写に衝撃を受け、アニメもここまでリアルになったんだなぁ・・と指をしゃぶっていたのに。

いやぁ~日本のアニメは美しい。

しかし一方で思うのが“綺麗スギル”ということです。

未来都市や妄想世界をアニメ映像とするのはもちろん面白いし、好きなのですが、日常の生活をただただリアルに表現するのでは意味がないと思うのです。

ノンフィクションな内容をアニメ化しているような、映像が綺麗なだけのアニメをちらほら見かける気がします。

現実的、日常的なモノだったら、実写で観たいと思うのは私だけ?

ノンフィクションアニメ(?)なんて存在しないはずなのに・・・・

そういった意味で今月の19日に公開を控える宮崎駿監督最新作『崖の上のポニョ』は期待大です。綺麗過ぎるアニメ映像ばかり見てきた子供達の心をどう捉えていくのでしょう。常に進化し続けるアニメーション技術を今一度見つめ直させてくれるはずです。

さて今回のHTは私のお勧めアニメ作品を自己評価してしまいます。かる~く、かる~くね。Photo

まずは、今敏監督の『パプリカ』!!筒井康隆のSF小説を原作としたアニメーション作品で、SFといっても、現代の歪んだ人間社会と大きくリンクしていて、その世界観には驚きと感激。江守徹の渋い声が、いい、いい。Photo_4Photo_3

今敏監督の作品は好きですね。

今後、日本アニメを世界へと発信し、広めていくためにはこの人の才能がもちろん必要でしょう。世界のアニメーション界のトップ集団を走り続ける注目の人です。  

『パプリカ』勝手に自己評価!!★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点)

二つ目に紹介するのは、

Photo_5 細田守監督の『時をかける少女』!!未だ観ていない人、実写派でアニメ映画への興味がさほど無い人にも是非お勧めしたい作品です。

これほど、役者の吹き替えで、「声」が「キャラクター」とマッチングしているアニメも珍しいと思う。最近、ドラマ・映画と出演作が続く仲里依紗が演じた紺野真琴、若手の石田卓也の声もPhoto_7 絶妙なフィット。

Photo_6 この作品を見て自分は、アニメーションへの興味が沸きました。湯気出ました。

『時をかける少女』勝手に自己評価!!

★★★★★★★moon2☆☆(10点満点中7.5点)

いやぁ~参った、参った。

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