『タロットカード殺人事件』
『タロットカード殺人事件』勝手に自己評価!!
★★★★★☆☆☆☆☆(10点満点中5点)
これだけナルシストな監督も珍しいですよ。
スカーレット・ヨハンソンのむっちりエロスは魅力満点です。
舞台はロンドン。ジャーナリスト志望の学生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、たまたま遊びに行ったマジック・ショーで、たまたまイリュージョンの実験役にされ、亡くなったばかりの著名な新聞記者ストロンベル(イアン・マクシェーン)に出くわし、彼に「ここ数年のタロットカードを残す連続殺人の真犯人は貴族のピーター・ライモン(ヒュー・ジャックマン)で、ジャーナリストのお前がこの真相を究明しろ!!」と伝えられる。真相を聞かされたサンドラは、渋るシド(ウディ・アレン)に協力させながら、ホテルのプールで溺れるフリをしてピーターに接近していく、しかし気付けば、急接近しすぎていて・・
邦題「タロットカード殺人事件」でサスペンスものだと勘違いして劇場に足を運んだ人は少なからずいたはず・・・。しかしこれはある種、巧みなマジックで、実際の題は「SCOOP」
いずれにせよ、驚くようなトリックや意表を突かれるアドリブ工作もありません。目を覆いたくなるような殺害シーンもなければ、あおむけになった死体の姿も一切でてこない。ましてや、素人が分からないような専門用語も一切出てこない。
出てくるのは息をつく間も与えずにただただ皮肉とユーモアを交えたマシンガントークを続ける年老いた小柄なおっさんウディ・アレン。そしてゆるさ全開で野暮なワンピースに身を包み、メガネが妙に似合うおばはん女子学生スカーレット・ヨハンソン。
この映画はあくまでコメディーです。
内容は、アレン、アレン、スカーレット、アレン、スカーレット、アレン、ヒュー・ジャックマン、アレン・・アレン・・・みたいな映画です。むっちりスケベな役どころは監督お気に入りのスカーレットに渡し、自分はアドリブのセリフで好き勝手に劇中に登場しまくる。しまいには物語のオチだってかっさらっていってしまう始末・・・。
ウディ・アレンは本当にナルシストですね。
物語の展開は、初めからゴールのわかっている迷路を、ウディ・アレンが意図的に作り上げたレールに沿いながら進んでいく感じです。
ウディ・アレン好きにとっては期待通り、満足できる内容に仕上がっています。しかし彼が嫌いな人には多少の苛立ちは生まれるかもなぁ・・・私的にはウディ・アレン監督作品は、彼自身が出演してない作品の方が幾分サッパリするので好きです。マッチポイントは素晴らしい出来でしたから。
●『タロットカード殺人事件』(イギリス&アメリカ/2007)監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン 、 ヒュー・ジャックマン 、ウディ・アレン、イアン・マクシェーン
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