『フローズン・タイム』
映画批評41弾!!第78回アカデミー賞短編実写賞ノミネート作品 長編映画化!!
『フローズン・タイム』勝手に自己評価!!
★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点)
これが8点!?なぜでしょうね。でも...スゲー好きなんです、ツボなんです。
完成度は決して高くはないのですが、その“遊び心が粋”です!!
美大に通うベン(ショーン・ビガースタッフ)は、恋人スージーにフラれたショックで不眠症になってしまう。そのおかげで一日が8時間も増えてしまったベンは、余った時間を有効活用するためにスーパー・マーケットの夜間バイトを始めることにする。
そこで働くのは、イタズラ好きの悪友コンビや新入りのカンフーオタク、時間恐怖症のレジ係のシャロン(エミリア・フォックス)とユニーク過ぎる面々。2週間眠れずにいたベンはついに、時間の観念を見失い突然・・・・周囲の世界がフリーズしてしまった。時間の止まってしまった世界を歩き回り、静止画の世界で美を味わう。そしてある日ベンはある女性に再び恋に落ちる・・・・
監督は写真家のショーン・エリス。ゴルチエやランドローバー、リンメルなどのCMも手掛ける彼が、映像という異なるレンズをはめ込み、時間と空間を見事に止めたのだった。
これは映画である、よくありがちな写真家の作る美しいだけの映画ではない。役者人の呼吸が、動きや空間を通じて伝わってきました。
間(空気)で笑いを誘う演出にはびっくり。ユーモアなシーンには「アホくさいなー」と思いながらもクスクスと笑ってしまいました。ウマイですよ、淡々としたストーリー展開と思いきや、中盤から後半まで奇妙なリズムを打ってくるんです。
好き放題やってても、守る部分はしっかり守る、そういった作り手の半紳士な姿勢に共感を持てましたね。
気になるシーンはいくつかありましたが、ほぼ許容範囲です。一つ挙げるならば「ナタリーのキャラクターに一貫性が無かった」ことですかね。最後の方です、純粋なイメージが最後の最後で崩れてしまったのは勿体無い。
理由は、元彼女スージー=ナタリーを重ねてしまったこと。あれは必要なかった。あれっ、気にしたのは自分だけかな・・・(笑)
すげー!!感動!!・・・とかいう作品では決してないですよ。それでもこの映画が好きだったら、私と好みが一緒です。
短編バージョンも観てみたいですね。
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